ECSではクロスメディアソリューションを主な事業としており、あらゆる媒体を効率的に活用した、プロモーションの最大化とコストの削減で、企業のマーケティング戦略に貢献しています。

様々なプロジェクトに参画しており、プロモーションの企画やコンサルティングと合わせて、クロスメディアプロモーションの軸となる、webサイトの企画開発、制作、運用までを行っているのですが、業務の範囲が広く、プロジェクトには社外のパートナーにも広く協力を求め、専門的なクリエイティブチームを構成しています。

創業以来、ECSはオフィス勤務のスタッフは3~4名という少人数態勢で、プロデューサー、コンサルタント、デザイナー&プログラマーという構成ですが、あまり困った事がありません。

それは、ずいぶん以前から、拠点が分散していても効率的にプロジェクトを共有管理するために、ハリウッドスタイルと名付けた方法で、業務を進行できていたからです。

今回は、その方法を取り入れた経緯や、現状のクラウドスタイル活用について書いてみようと思います。

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京都在住の協力スタッフとオンラインで業務進行についての会議。交通費も時間も浪費することなく、リアルタイムで情報共有を行う。資料もクラウドと、リモートデスクトップを活用してその場で共有できる。

1996年 世界中どこにいても共同でプロジェクトを進行するアメリカのIT企業

1996年に、私はインターネットやデジタル映像の世界でビジネスの可能性を探るため、アメリカのIT企業や映画制作会社などを訪ねました。

何社かに制作現場を見学させてもらいましたが、驚いたのは、ハリウッド映画の多くがアメリカではなくオーストラリアなどの制作会社で編集作業などの実務を行い、アメリカとオーストラリアを高速回線で結んで、チャット会議やリモートデスクトップ、制作ソフトのタスク管理を駆使して、作業を進めていることでした。サーバでデータを共有して、国を越えて仕事をしていたのです。

他にもアメリカンコミックの制作では、まず漫画家が白黒の原稿を手描きして、それをデジタルデータに変換する人、色を付ける人、台詞を入れる人など細かく役割を分担して、一つのコミックを完成させているのですが、関係者はニューヨークやテキサスやワシントンなどアメリカ各地に住んでいて、全てオンライン共有で作業しているのです。

また、ある有名なIT企業では、広大な敷地と社屋に何百人ものスタッフが働いていたのですが、彼らは個別のブースや部屋、あるいは自宅に閉じこもりながら、共同で一つのプログラムを書いたり、修正したり、ホームページを複数の担当者が管理して更新したりしていました。

私はアメリカの先端企業の共通したプロジェクト管理の効率化に驚くと同時に、日本でもこんな事ができればいいなと思い、いくつかのヒントをつかんで帰国しました。

1996年 日本のプロジェクト管理は非効率的でコストも時間も無駄に掛かっていた

アメリカから帰国後、私が働きはじめた映像制作の現場では、プロジェクトごとにチームが結成され、例えばCMを作るという仕事の場合は、プロデューサー、ディレクター、デザイナー、ライター、衣装、インテリアコーディネーター、カメラマン、編集などのセクションにそれぞれ違う会社のスタッフや、フリーランスが集結して、業務を分担していました。
この態勢は、アメリカでも日本の多くの制作現場などでも共通していると思います。

ところが当時は今ほどのネット環境や共有システムがなく、ことある毎に拠点となる会社の会議室に集合し、プロジェクトの進捗状況などを共有しなければならず、現状段階でまだ具体的な役割が回ってきていないセクションの人まで呼び出され、何とも効率が悪く、コストばかりがかかるプロジェクト管理の実情がありました。

その上各自が議事録やメモを紙に書くというスタイルです。これでは共通の認識やプロジェクト管理、ToDo管理もままならない状態です。

中には兵庫県からわざわざ大阪まで呼び出されて、自分の担当以外の要件整理に付き合わされていた、フリーランスの人もいて、交通費だけでもバカにならない、とよく愚痴を聞かされましたが、その気持ちはよく分かります。それだけで半日もつぶれてしまって、生産性も悪化することになりますからね。

2000年 独立後すぐにハリウッドスタイルでJV開始

私はアメリカでの共同作業態勢の現場体験と、日本の制作現場での体験から、日本でもアメリカ的な共同態勢でプロジェクトを進めれば、少人数でも複数のプロジェクトを同時進行できるのではないかと考えて、独立しました。

それから映像制作時代に交流があった、フリーランスのクリエイターや、webデザイナー、プログラマーなど交流の輪を広げて、チーム態勢を組んでいったのです。

幸いにして、クリエイターの多くがMacの環境で、共通のアプリケーションを使っていることもあり、私はハリウッドスタイルというオンラインベースの共同プロジェクト環境を考案して、参画メンバーに導入してもらいました。

まず、お金を掛けずに手持ちの設備と技術で構築しなければならなかったので、京都のメンバーの設備をコアサーバにし、遠隔操作でデータを共有する仕組みをつくり、進行のやりとりはichatや自家製のオンラインチャットを使うことにしました。
ToDo管理やスケジューラーには、アメリカに行った時に教えてもらったweblog(現在のブログの原型)のシステムを基本にして、プログラマーに機能を追加してもらいました。
制作のタスク管理はアプリケーションのタスク管理機能とバグトラッカーなどを使い、その他にも掲示板などMacに最初からインストールされているソフトや、webで探した無料ツールやソフトを組み合わせてみました。

当時はまだ回線速度も遅く、まして今のようなクラウドサービスも無かったので、今から思えば貧弱な環境でしたが、それでも大阪、京都、奈良、神奈川、沖縄などのメンバーを結んで、共同作業が出来ていたのです。

2010年 クラウドの発達でより効率的な環境になり、一般での利用も加速

数年前までは、IT業界の専門語だった「クラウド」も昨年あたりから、一般にも認知されるようになり、今ではクラウドを活用したサービスも色々と出ているので、これまでITやクラウドとは無縁だった企業や個人も気軽に利用できるようになりました。

現在、ECSのハリウッドスタイルもクラウド化が進み、昔とは違うツールやサービスに切り替わって、今ではクラウドスタイルと定義して、協業態勢を強化しています。

しかし、クラウドが一般化して、業務を劇的に効率化出来る現状でも、まだまだその利用価値や利用方法が分からないという企業や個人も多いのが実情のようです。

そこに着目して、より多くの企業や個人に向けて、クラウドや各種ツールを駆使して、業務の効率化を支援しようというサービスも登場しました。

株式会社EC studioが、自社の業務効率を最大化することで培ったノウハウや、各種ツールの活用方法を「IT経営実践会」というサービスで提供されており、IT関連企業以外の企業や個人が続々とこのサービスを利用し始めているようです。

私もいくつかのツールや活用方法を取り入れて、クラウドスタイルを進化させることが出来ました。

自社だけであれこれ試していると、時間的にも経済的にもコストが掛かりますが、「IT経営実践会」では、様々なツールを自社で活用してきた、株式会社EC studioが、最も使いやすく効率的な方法を検証も交えて紹介しているので、これからクラウドやビジネスツールの導入を検討している企業や個人にはおすすめのサービスです。

少人数でも強力なチームプレイで、大手企業を相手にビジネスを成功させることが出来たのは、ハリウッドスタイルがあったからだと思いますし、私がECSでハリウッドスタイルを実践し、クラウドスタイルへと進化してきた経験からも、特に中小企業やフリーランスの方にはおすすめです。

IT企業以外でもすぐに活用できるノウハウを提供している

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