クライアントや、代理店からマーケティングやプロモーションの相談を受ける時に、大抵の場合求められているソリューションは大きく二つに分けることが出来ます。

一つはニーズがあってのプロモーション企画。もう一つは商品(サービス)あってのプロモーション企画です。

この二つ、どちらもそれなりに課題抽出が難しいのですが、論理的には、ニーズあっての商品、その上でのプロモーションの方が対策を練りやすいのは言うまでもありません。

というのも、すでに市場調査を実施したうえでの「見込み」があるわけですから、その先にある市場規模や購買層は見えているわけですし、販促に関する仮説も立てやすいからです。

例え見込みが外れたとしても、結果から原因を究明しやすくなり、その後のPDCAを回しやすくなります。このパターンは新規商品開発や、その後のプロモーションに、かなり有効なフェーズです。

ところが商品ありき(サービス含む)の場合、その商品やサービスにイノベーティブな要素や付加価値がない限り上手くいきません。
特に難しいのは中小企業でありがちなのですが、思いつきで作ってしまった商品。この場合、下手をすると市場がないなんていう結果も。

逆に言うとイノベーションを喚起するほどの商品やサービスは、市場の期待を上回るほど綿密に未来の必要性を予測し、それに応えるだけのコンセプトを備えているからです。

それから、ターゲットとしてよくあげられるのが「F1層」元々テレビの視聴者層区分ですが、マーケティング用語として広く用いられています。

  • C層 4-12歳の男女 (Cは英語で子供を表すChildの意味)
  • T層 13-19歳の男女 (TはTeenager(ティーンエイジャー)の意味)
  • F1層 20-34歳の女性 (Fは英語で女性を表すFemaleの意味)
  • F2層 35-49歳の女性
  • F3層 50歳以上の女性
  • M1層 20-34歳の男性 (Mは英語で男性を表すMaleの意味)
  • M2層 35-49歳の男性
  • M3層 50歳以上の男性

なぜターゲットにあげられやすいかと言うと、いわゆる可処分所得が最も多い層だからです。

しかしターゲットにF1層を想定していても、コンサルティングで「F1層に対して市場調査を実施しましたか?」と訪ねると、実際にはリサーチしていない場合が結構多いのです。

これでは戦略的にプロモーションを組む事ができません。

元々女性用の商品なので、リサーチしていないという場合もあるのですが、トレンドが変化しやすい層ですし、またF1層と言っても10年前と今とでは対象者が入れ替わっています。

企業が商品を開発したり、販売したりするのには当然コストが掛かります、戦略次第で売上げにも大きく影響するわけですから、掛けるべきコストはきちんと見極め、しっかりとPDCAを回す事が大事ですね。